東京都豊島区

伝統工芸・手仕事

ユニバーサルID:jp-tourism/6ff52f3b-92e6-4fd7-8875-ea853df4390c

イケサークル ニガツゼンハンイベントジョウホウ  トシマクデントウコウゲイ エドチョウチン(エドテガキチョウチン)

正規名称:IKE-CIRCLE 2月前半イベント情報 豊島区伝統工芸 ~シリーズ1~

英語名:Hand-Painted Japanese lantern

江戸提灯(江戸手描提灯)

文字が伝える想い江戸手描提灯

≪平成24年東京マイスター知事賞≫ 瀧澤さんは、御祖父様の代から三代目となる提灯師であり、大提灯の提灯本体の制作から文字入れ仕上げまで制作することができる今では数少ない職人のお一人です。 身延山の頂上にある七面山敬慎院(山梨県)の本堂に納められている大提灯は、瀧澤さんと先代であるお父様と2代に渡っての作品です 墨は提灯に欠かせない素材でありながら、その扱いの難しさから現代では、扱いの楽なカーボンブラックなどが用いられることが主流となってしまい、墨だけを使って制作するという職人は、現在東京では2人、その一人の瀧澤さんは、全国的にも極めて貴重な技を持つ名匠でいらっしゃいます。

墨擦り三年、描き八年、提灯屋になるには10年は掛かるといわれ、修行に入られたばかりの時は墨擦りが第一の仕事だったそうです。 「10年目位から納得される文字を体得するのに無我夢中でここまできた。物事を修得することは簡単なことじゃない。」と瀧澤さんはおっしゃいました。

ポスターカラーを使用せず墨で書くのは、ポスターカラーは科学的な塗料を使用しているので時間が経つと和紙が傷んで柔軟性がなくなり簾みたいに、ボロボロになる、そういうのはちょっと違うと思う、いつまでも持つ提灯がいい。」 「年中だすものはビニールがいいが、時々使用し長く持たせるなら和紙に墨!油ひけば丈夫だと思っている人が多いが絶対だめ。油ひいたのを渡せば、すぐ傷んで修理で商売ができるが、それはやりたくない、長く使ってもらえる提灯をつくる仕事がしたい。」 と瀧澤さんはおっしゃいました。

はや川提灯店は、狩野派(画号:狩野光洋)の画家でもあった先々代が明治の中頃から始めた家業で、それ以前は、日本橋でろうそく問屋を営んでいました。初代の頃は弟子も5~6人居て、提灯だけでなく、和傘・百貨店の垂れ幕や賞状の筆耕、松竹歌劇団の本拠地であり東京を代表する劇場だった浅草国際劇場の仕事などされていたそうです。

長年文字を描くことに携わっていても手描きには、言葉を訴える力、印刷では味わえない良さがあり、納得いくものはなかなかできないそうです。

「手はとても正直。正月だからって休暇を取ればダメになっちゃう。感を取り戻す事は簡単じゃないんだ。そうやって山程の数をこなしていく中で、だんだん自分の好みやアレンジを利かせたものを作っていくことが出来るようになるのは楽しい。」「伝統工芸は衰退してきているけれど、その中では提灯屋はいい方かもしれない。冠婚葬祭の行事があるから。それでも昔よりもずっと仕事は少なくなってきている。伝統っていうのは無くなったら復活できないものだから、そういうことをもっと訴えていきたい!!」と早川さんはおっしゃいました。

≪平成24年東京マイスター知事賞≫ 瀧澤さんは、御祖父様の代から三代目となる提灯師であり、大提灯の提灯本体の制作から文字入れ仕上げまで制作することができる今では数少ない職人のお一人です。 身延山の頂上にある七面山敬慎院(山梨県)の本堂に納められている大提灯は、瀧澤さんと先代であるお父様と2代に渡っての作品です 墨は提灯に欠かせない素材でありながら、その扱いの難しさから現代では、扱いの楽なカーボンブラックなどが用いられることが主流となってしまい、墨だけを使って制作するという職人は、現在東京では2人、その一人の瀧澤さんは、全国的にも極めて貴重な技を持つ名匠でいらっしゃいます。

墨擦り三年、描き八年、提灯屋になるには10年は掛かるといわれ、修行に入られたばかりの時は墨擦りが第一の仕事だったそうです。 「10年目位から納得される文字を体得するのに無我夢中でここまできた。物事を修得することは簡単なことじゃない。」と瀧澤さんはおっしゃいました。

ポスターカラーを使用せず墨で書くのは、ポスターカラーは科学的な塗料を使用しているので時間が経つと和紙が傷んで柔軟性がなくなり簾みたいに、ボロボロになる、そういうのはちょっと違うと思う、いつまでも持つ提灯がいい。」 「年中だすものはビニールがいいが、時々使用し長く持たせるなら和紙に墨!油ひけば丈夫だと思っている人が多いが絶対だめ。油ひいたのを渡せば、すぐ傷んで修理で商売ができるが、それはやりたくない、長く使ってもらえる提灯をつくる仕事がしたい。」 と瀧澤さんはおっしゃいました。

はや川提灯店は、狩野派(画号:狩野光洋)の画家でもあった先々代が明治の中頃から始めた家業で、それ以前は、日本橋でろうそく問屋を営んでいました。初代の頃は弟子も5~6人居て、提灯だけでなく、和傘・百貨店の垂れ幕や賞状の筆耕、松竹歌劇団の本拠地であり東京を代表する劇場だった浅草国際劇場の仕事などされていたそうです。

長年文字を描くことに携わっていても手描きには、言葉を訴える力、印刷では味わえない良さがあり、納得いくものはなかなかできないそうです。

「手はとても正直。正月だからって休暇を取ればダメになっちゃう。感を取り戻す事は簡単じゃないんだ。そうやって山程の数をこなしていく中で、だんだん自分の好みやアレンジを利かせたものを作っていくことが出来るようになるのは楽しい。」「伝統工芸は衰退してきているけれど、その中では提灯屋はいい方かもしれない。冠婚葬祭の行事があるから。それでも昔よりもずっと仕事は少なくなってきている。伝統っていうのは無くなったら復活できないものだから、そういうことをもっと訴えていきたい!!」と早川さんはおっしゃいました。

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    ≪江戸手描提灯≫ 江戸提灯の最大の特徴は、火袋に描かれる意匠(デザイン)が全て「手描き」であるということです。 竹ひごを幾重にも重ね、表面がでこぼことした丸い形状の提灯に、様々な文字、家紋、デザインを自在に描く技こそ、江戸提灯の最大の魅力であり特徴です。 さらに、お客様の注文に応えるためには、様々な文字、家紋や紋章など、何でも書くことのできる膨大な知識の習得が欠かせません。 ※火袋…提灯の明かりが灯る、表面のところ ≪伝統の技≫ 伝統工芸や伝統の技と呼ばれるものは数多くありますが、正式に国の伝統工芸と指定し振興支援、保護の対象とされているものは、236品目(2021.1.15.現在) 東京都で指定されているものは、41品目。この41品目が全て国の指定を受けているわけではなく、国の指定と重複して認められているものはその内17品目のみ。 豊島区工芸保存会に所属される職種のほとんどが東京都の伝統工芸として指定されていますが、国の指定を受けているのは「東京手描友禅」「江戸べっ甲」のわずか2品目のみです。 江戸提灯は東京都の指定を受けていますが、その指定を受けるために大変な苦労を伴いました。 江戸提灯ではなく「江戸手描提灯」と称して指定されているのは、手描きの技にこそ伝統的特徴があり指定に足る理由があるとして「手描」を加えた名称で東京都の指定文化財に指定されました。 豊島区には、江戸提灯の親方がお二人、在籍されています。 「瀧澤提灯店」瀧澤光雄さんと「はや川提灯店」早川福男さん。お二人とも三代目を継がれる工芸士です。年代も違えば、修行の道も違うお二人ですが、共通するのは「手描きの文字に想いを込めて制作されている」ことです。 手描きで一つ一つ仕上げられる江戸提灯。想いを伝える力と独特の温もりを湛えた柔らかな明かりの世界をご紹介いたします。

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    基本情報

    名称
    IKE-CIRCLE 2月前半イベント情報 豊島区伝統工芸 ~シリーズ1~
    所在地
    〒171-8422 東京都豊島区南池袋 2-45-1

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