黄金の道 秀衡街道コース

多聞院伊澤家はもともと里に住み着いた羽黒派の修験者で、悪霊や人に降りかかる災いを除き、人々の安穏を守る修験者として、里人からも期待される存在でした。　建物は間口（正面）10間半奥行き５間の木造平屋建てで、寄棟造りの茅葺屋根です。内部は座敷・道場・中間・常居・寝室・庭・台所・厩などからなります。母屋の後方にある久那斗神社里宮も管理しました。 文化財 国指定重要有形民俗文化財 指定年: 1990

姥杉は、奥州藤原氏の時代に出羽仙北や西和賀地方から産出した金を平泉に輸送するのに使われていた「秀衡街道」と呼ばれる道にあります。樹齢約900年、樹高約30m、根本周り11.5mあり、大人が７～８人でやっと手が回る程です。岩手県内でも有数の巨木で、林野庁の「森の巨人たち百選」にも選定されています。 文化財 市町村指定天然記念物 その他 その他 指定年月：昭和57(1982)年2月

国道107号線を北上市から秋田県方面に向かって行くと、石羽根ダムでせき止められた湖があります。北岸には綱取断層があり、南斜面の岩肌には赤松が見えます。この風景は日本三景の一つ松島の海岸線を連想させるダイナミックな姿であり、「和賀の松島」と呼ばれています。