豊前芝原善光寺

豊前芝原善光寺は、長野信州善光寺、山梨甲州善光寺とともに日本三善光寺の一つとされています。 踊り念仏の祖とも言われる空也上人が、信濃善光寺から仏勅を受けて九州に下り、宇佐神宮に参籠した折に宇佐八幡の御神託を受け、この地に開山したと伝えられています。 993年、一条天皇の永世天下護寺の勅願所となり、何度か修復されましたが、不幸にして兵火に遭い、当時の姿を残す建物としては本堂のみです。 1250年（建長2年）に多々良弘良が再建したと伝えられている本堂は、国重要文化財に指定されており、今もなお和唐様式の入交じった鎌倉時代の建築様式を遺しています。