福島県白河市

[東北南部福島・会津・いわき白河周辺]

その他名所

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スズリイシマガイサンジュウサンカンノン

正規名称硯石磨崖三十三観音

英語名Suzuriishimagaisanjusankannon

硯石磨崖三十三観音

更新日

    • その他名所
    関山の東麓、満願寺観音堂の東口参道の岩肌に刻まれている仏像群で、「硯石三十三観音」と通称されている。 一般に三十三観音とは、現世利益のために応現(仏や菩薩が衆生を救うため、時機に応じた姿となって現れること)する観世音菩薩の三十三応化身にちなんで考えられたものである。またこの三十三応化身に基づき設けられた三十三所観音霊場の本尊(千手観音・十一面観音)を一堂に集めたものも三十三観音と呼ぶ。硯石の三十三観音の像はほとんどが千手観音・十一面観音であるので、後者の三十三観音であり、他に阿弥陀三尊の来迎像(臨終に際して仏が往生させるため迎えに来ること)なども含めて37体の像と梵字などが彫られている。 これらの石仏は、いずれも江戸時代中期につくられたものと推定される。当時民間信仰が盛んだったことをうかがわせるものである。

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