広陵町文化財保存センター（広陵町文化財ガイド）｜Koryo Town Cultural Property Preservation Center

平成15年、特別史跡巣山古墳から出島状遺構が発見され、様々な埴輪類が数多く出土しました。これらの埴輪類は、全国に知られるようになり、歴史的にも高い評価を受けています。広陵町では、この貴重な埴輪類を将来にわたって広く皆様に見ていただけるように、広陵町文化財保存センターを平成18年4月に開設しました。 巣山古墳から出土した埴輪類（円筒埴輪、朝顔形埴輪、家形埴輪、囲（かこい）形埴輪、蓋（きぬがさ）形埴輪、柵（さく）形埴輪、盾（たて）形埴輪、壺形埴輪、水鳥形埴輪）のほか、牧野古墳から出土した馬具、須恵器も展示しています。 巣山古墳の周濠内から出土した準構造船（じゅんこうぞうせん　レプリカ）も展示しています。この準構造船は、葬送儀礼（そうそうぎれい）に使われた「喪船（もふね）」（棺を載せる船）と考えられます。 その他、文代山（ぶんじろやま）古墳から出土した猪（いのしし）形埴輪、黒石東2号墳から出土した家形埴輪も展示しています。